7匹のネコの物語 はじまり

 ガブリエルは5歳の男の子。顔は超イケメンで、そのせいか性格はちょっと悪い。いや、いい子なんだけど、やっぱり性格はわるいかも。ルイスは、3歳の男の子。ちょっと太めの、超ビビリな子。


 最初に我が家にやってきたのは、マリオという男の子。とっても良い子で、子猫がくるとせっせとお世話をするような子だった。マリオが若い頃、サンタという子猫とムサシという子猫を預かったことがあるが、それはそれはお世話をよくしていた。ムサシは、ちょっと長く預かったので、ムサシが帰ってしまった後は、マリオはしばらく寂しそうだった。
 マリオが8歳の時、お引越しをした。そこにパコという男の子がやってきた。2か月ちょっとの赤ちゃんだった。ただ、マリオは、ちょっと体調がすぐれず、これまでのように子猫のお世話ができなかった。むしろ、子猫がくっついてくると、不機嫌になる。パコはそんな時のマリオと出会ったのだ。パコは、マリオにくっつきたいのにくっつくと叱られ、ちょっと可哀そうだった。それでも、マリオは、パコがおとなしくしている時には、体をなめてくれた。パコが安心できる時間だった。
 でも、マリオは、パコがきて1年経たない時に天国に逝ってしまった。パコは、ものすごく寂しかった。

 半年くらい経ったころ、トーニョという男の子がやってきた。赤ちゃんだったトーニョは、よちよちとパコのところにくっついてきた。パコは、マリオ兄ちゃんがしてくれたように、トーニョをなめて安心させた。トーニョはどんどん大きくなって、パコとトーニョはプロレスが大好きな兄弟になった。
 しばらくすると、ミモザという女の子が家にやってきた。預かっているらしいが、可愛い!! ミモザを連れてきた人が連れて帰らないように、パコとトーニョはミモザの前に立ちはだかっていた。とうとうミモザはパコとトーニョの妹になることになった。ミモザはパコ兄ちゃんがだ~い好きで、パコのお腹に頭を乗せてお昼寝をしていた。パコもミモザをとてもかわいがっていた。ミモザは、「トーニョはトーニョ」と思っているらしく、お兄ちゃんとして尊敬はしていない。ドンくさい奴と思っているようで、ぼーっとしているトーニョに時々、突然の回し蹴りをお見舞いする。それでも3匹は仲良しで、10年以上の歳月を一緒に過ごした。
 パコが天国に逝くと、ミモザは寂しくて寂しくて1年以上夜泣きをした。それから、トーニョ、ミモザも時がきて天国に旅だった。
 

 しばらくして、ボブという男の子がやってきた。14.5キロもある大きな猫だった。13歳でやってきたおじいちゃん猫だった。2年くらい闘病して、天国に逝った。半年が経って、ガブリエルがやってきた。ガブリエルはこれまでのどの子とも違った。爪を切ってもお尻を拭いてあげても、「やったなー!」と人間に反撃してくる。普通、ネコは、お尻を拭かれても、離すとピュッと逃げていくのだが。とにかくガブリエルは狂暴だった。私たちは手も足も傷だらけになっていた。もちろんネコらしくかわいらしい時もあるのだが、この反撃には参った。そこで、弟を連れてくることにした。そうして、1歳半ほど年の離れたルイスがやってくることになった。ガブリエルとルイスは仲良しで、よく遊び、ガブリエルの反撃はなくなった。

 7匹のネコたちは同時に暮らしていないのに、どうやら情報を交換しているらしい。怪しい! ガブリエルとルイスは、これまでの子たちがやっていたことをし始めることがある。家族が寝静まったころ、猫たちの会議は始まるが、最近はニャンズームでの会議もあるようだ。ニャンズームは、天国ともつながっている。ネコたちは、なんとすごいサイエンスを持っているのだろう!

コメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です