パコちゃん日記 7

 昨晩もニャンズームをした。ルイスがひどく臆病なので、どうしようという話になった。「もうすぐ4歳になるというのに、困ったもんだ」とガブリエルは心配している。横で、ルイスは神妙な顔をしている。可愛い~

 「子猫の時は、そんなことはなかったのに」とガブリエルが言う。初めて家に来た時、隣の部屋のケージの中にいれられたけど、ガブリエルが「やあ!」と近寄っていくと、きょとんとしながらもすりすりしてきたんだって。それなのに、最近は、家族以外の人が来ると、忍者のように隠れて、決して姿を見せないそうだ。プファプファとムファムファは、「怖い思いなんかしたことがないのに、なんでだろう?」と不思議がっている。

 僕はガブリエルに言った。「何か危険を察知して対応することは、生物としては正しいことなんだよ」と。ルイスは、成長してきて、いつもと違うことに警戒心を持つようになったんだと、僕は思う。いつもと違うことに敏感だということは、ルイスの特徴のようだ。これ自体は決して悪いことではないのだけれど、ルイスは少し度が過ぎるようにも思う。ルイス自身も、ちょっと生きにくいかもしれない。

 マリオ兄ちゃんも、ちょっと似たことがあったと聞いたことがある。マリオ兄ちゃんは、家を訪ねてくる人に対して、たいていはウエルカムなんだけど、工事関係の人は苦手だった。腰にベルトを巻いて、そこにペンチやドライバーをぶら下げている人を見ると怖くなる。そんな時は、いつもプファプファかムファムファが押し入れの戸を少し開けてくれるので、押し入れの中に隠れていたんだって。外から来た人を警戒する能力は大切だと、マリオ兄ちゃんも言っていた。トーニョなんかは、その警戒心が全くと言っていいほどないので、それはそれでマリオ兄ちゃんは心配していたらしい。

 ルイスは、正しい警戒心は失わないように、でも、警戒しなくていい人はちゃんと見極められるようになることが課題なんだろう。「自信にゃ~い」とルイスが言う。きっと大丈夫だよ。ルイスは怖ろしい目に合ったことはないので、トラウマが原因ではないからね。「そうなれたら、僕も嬉しいな」と、ルイスは少し自分に期待を持てたようだ。

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